DIYの可能性
一時もてはやされた、ロハスな生き方とやらって最近はどうなったんでしょう?
自給自足や自然に囲まれて生活することへの憧れ、というのは
未だに都市部に一定数存在しているのだと思うのですが
地方にどんどん移住、定住が増加しているという印象はあまりありません。
なんだかバブル時に流行した「軽井沢の別荘」レベルの絵に描いた餅のような・・・。
ロハス LOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability)
健康で持続可能な、またこれを重視する生活様式
狭義では、自然の中での自給自足を前提とした生活
それでも、最近は別の方向からロハスな生き方を垣間見ることができました。
以前、竹を使ったDIYを行うにあたってインターネットで色々情報収集をしていたところ
YoutubeでDIYの動画を公開している人が多く見られました。
企業の商品説明であったり、工芸品関連の、ドキュメンタリー的なものの中
20代~40代を中心に、いわゆる「作ってみた」動画がそこそこ市民権を得ていたのです。
「歌ってみた」「演奏してみた」からスタートし、「描いてみた」「作ってみた」に派生していくなか
二次創作、別の解釈を超えた「思いついてみた」まで波及していたとはついぞ知りませんでした。
もちろん、中にはロハスとは関係のない、ライフハックなものも多くあります。
仕事を効率良く行うための活用術。
QoL(Quality of Life、人生の質)を高めるための生活の知恵。
ごく身近な物を使って、ちょっとした小物を作ったり
ある商品の、意外と知られていない使い道などが主ですかね。
そこから転じて、水回りの改善であったり、家具の改造、修繕へ広がっていったり
そうです、まさに昔の人が自給自足で行っていたことはライフハックそのものだったのです。
ちなみに、ガチなロハス生活を動画にしている人も多くいます。
アヒルを飼っている投稿者が、一人で延々と庭に池を作る動画は見ごたえがありました。
こういうの無限に見ていられるのは何故だろう・・・。ちなみに真似をすると疲労で死にます。
私の考える「地域創生は住んでる人が楽しいのが一番」というのにも、合致すると思います。
やっぱり人間は、思いついて実践し、それが上手くいくと楽しいものです。
そして、不便なところが改善されるのも、はじめから便利な状態より満足度が高いです。
ついつい真似したくなるDIY動画、そんなものを撮れないだろうか・・・。