DIY
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Do It Yourself
部屋の模様替えや大掃除をしたときに「こーいう家具あったらなぁ」みたいなこと思いませんか?
このスペースにちょうど入るこれくらいの高さで・・・とか
見た目とか強度がもう少しこれくらいなら・・・とか
地域交流センターでも、使い勝手をよくするために定期的に不用品の処理や整理を行ってるのですが
この隙間もったいない、でもピッタリの棚がない!となることが多いです。
無いなら作ってしまうかと、あれこれ考えていたのですが
放置竹林の対策や、地域の特産品創出という意味で、前から考えていた竹細工の延長として
竹で作ってみようかなーと思い立ったわけであります。
まずは材料を用意します。
高さ100cm×幅50cm×奥行50cm 机や棚というよりは、華道で用いる花台みたいな感じですね
足部分にあたる1mの竹を4本(直径5cm)、横向きに使う枠部を50cmで4本*3の12本(直径3~4cm)
あとは物を載せる平面部に、4つ割にした竹を敷き詰めるので50cmで7、8本(直径5cm)
太さはあればあるほど丈夫ですが、小ぶりの家具となると細いほど見た目がいいですよね。
生えて3年以上は経ったものを使うべきでしょうが、ここは色と硬さのマシなものを優先して見つくろいました。
伐採する時期としても最悪、おまけに虫が寄りやすいし作業もしづらいしで
1年でもっとも竹を加工して物を作るのに向いてないわけですが
いいんです、お試しだし半年も使えれば重畳なんです。
そうしてこうして、一生懸命に竹を組んでみたのですが
これ、予想よりはるかに難しくないですか?
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竹組み
中が空洞なのでネジは却下、木材を詰めたり工夫すればできないこともないですが
金具が覗いてるのも興ざめですし、作業時間が極端に増えますし
何より、時間が経って乾燥するとズレたり割れたりしますからね。
よって、竹以外の素材を混合して「繋ぎ」にするのも諦めました。
竹に穴をあけ、差し込むことで組むことも一瞬考えたのですが
小ぶりの家具ということであまり大きな穴を開けることは避けたかったのと
単純に綺麗な穴を開ける自信が全くありませんでした・・・。
入念に下処理をした竹素材と、微調整の可能な高性能工具があればまだ現実的でしょうか。
やはり無難なのは紐やワイヤーでの結束でしょうか。
プロの職人さんは紐だけで易々と竹同士を結束させますし
骨董の竹細工などは、紐からして竹を用い、圧倒的な存在感を持っています。
紐や竹ヒゴでは無理でも、針金なら丈夫だし何とかなると思い、これを二重巻きにしてみる。
すごくぐらぐらする。組めば組むほど丈夫になるはずだ、と言い聞かせ井形にしてみる。
とてもぐらぐらする。巻き方が悪いのだと、番線で足場を組んだりする動画を探して勉強。
それでもぐらぐらする。これは・・・\(^o^)/
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硬けりゃいいってもんじゃない
そもそも、紐よりワイヤー、亜鉛より鋼鉄だ!と目先の性能ばかり見てきましたが
実際に組んでみると、硬さより柔軟性による素材同士のテンションのほうが大事なわけで
「竹ボウキよりプラスチックのホウキのほうが丈夫でいいよねー」なんて言ってるのと同じことをしていた・・・。
これは知らず知らずのうちに竹を舐めてしまっていたのかもしれません。
というわけで、材料はすべて揃い、組み終われば完成というところまできましたが
しばし手を止めてもっと完成度の高い結束方法を探そうと思いました。
きちんとシノの使い方を学び、もう少し適した番線をいくつか選んでみようと考えています。
ちなみに内容の割には画像が少ないですけども
予想以上に作業が大変で写真を撮る余裕がありませんでした\(^o^)/
・・・\(^o^)/
次回に続くはずです!