ヒラオーノ雑記帳

山口県平生町の非公式ブログ(仮)です

セミナー参加

山口県中間支援者向けマネジメントセミナーなるものに参加してきました。

 

地域のNPO法人、役場職員、地域おこし協力隊など

行政と地域住民の間に入る支援者に向けたセミナーでした。

 

講演していただいた講師さんはこちら。

 

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なんと山口県出身であり、NPO法人コンサルタント会社を経営するプロ中のプロ。

ここまで適任の人がいるのだろうか・・・。

 

  • ブレストのイシューはコンセンサス

 

講演に限らず、人と話をする際に最も重要なことは、言葉の定義だと思います。

リンゴについて話をしているのに、リンゴのことをスイカと呼ぶ人がいれば混乱してしまいます。

「あの赤い果物はリンゴと呼ぶことにしよう」と定義づけることにより、話が前に進むでしょう。

今回の講演会で最も苦労したのはまさにここではないでしょうか・・・。

新しい考え方を学びにきているのですから、新しい言葉を学ぶのは当然のことなのですけどね。

 

ロジックモデル

課題を解決する設計図。ある施策がその目的を達成するに至るまでの論理的な因果関係を明示したもの。

個々の事業がミッションの達成、及びビジョンの実現に繋がることを整理・確認することが狙い。

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コレクティブインパク

異なるセクターにおける様々な主体(行政、企業、NPO、財団など)が、共通のゴールを掲げ、お互いの強みを出し合いながら社会課題の解決を目指すアプローチ。

単純な社会課題は一組織によって解決が可能ですが、現代のように複雑化・相互依存化した社会においては、単独の組織や個人による取り組みでは限界があります。

時間もお金もかかりますが、社会課題の根本解決に向けて経営資源を集中的に投下するため、時間はかかりますが、大規模な社会変革を起こすことができます。

(配布された資料より抜粋)

 

 今回のセミナーでの最終的な目標は、ロジックモデルの制作・完成でした。

目的までの過程を文字に起こし、設計図として一枚の紙に落とし込むことで

視覚的に理解しやすく、第三者にも説明がしやすいというものです。

これが「論理的であること」という条件を伴うため、予想以上に苦労しました。

「こうしたら、こうなるといいな」という希望的観測により論理が飛躍したり

「私たちが望む地域のあり方」の押しつけから、受益者の視点に立っていないなど

それはそれは厳しく手直しを要求されるのでした・・・。

 

 

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(支援力診断シート制作中の一幕)

 

「地域のための活動のための活動」にてんやわんやの状態です。

えだはまつぶし・・・もとい枝葉末節。

 

一緒に活動する人たち、地域の方たち、みんなで問題点を共有して

共通認識の下、一致団結できるのならば

まさにコレクティブインパクが起こせるのかなぁ・・・と夢見る日々です。